お金の不安がなく、毎日ブログを書いて本を読んで気が向いたときに図書館に行って、好きなだけ寝る。
それが私の理想の生活。
お金の不安なく過ごすため、日々お金の勉強をしております。
最近、「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」(穂高唯希著、実務教育出版、2020年)を読みました。最も衝撃を受けたのは「タバコをやめてタバコの株を買う」という考え方です。
FIREとは「経済的自立と早期退職」の略。経済的に自立して働かずに生きることです。「できることならそうしたいよねえ」と思う人はたくさんいるけれど、なかなか実行できる人は少ないと思ってました。
いったん入社したら、定年まで働くのが当然だと思い込んでいましたから。
著者は入社初日に「絶対に早期退職する」と決めてコツコツ努力され、30歳でセミリタイアを実現されています。そういえば、テレビでも最近はFIREのセミナーでも20代、30代の人たちが多く参加していると報じていました。
私たちの世代にとっては、それなりの会社に入社したならば「定年まで働くのが当たり前」「若いうちは我慢するのが当たり前」でした。会社員人生をぼーっと過ごしてきた間に、若い世代はしっかりと将来を見据えて行動するようになったのですね。
いや、むしろ私たち世代の働き方を見て早期退職を考えているわけですから、下の世代にとって良い手本となっていないことを反省すべきなのかもしれません。
私の目指すところがFIREなのかは検討が必要ですが、本自体は大変勉強になりました。
なかでも衝撃的だったのは「タバコをやめて、タバコ株を買う」という考え方です。自分にあてはめれば、さしずめ「スタバに行くのをやめて、スタバの株を買え」でしょうか。
スタバが必ずしも悪いわけではないけれど、当然ながら行くのをやめればかなりの節約になります。毎日スタバに寄るのが習慣になっていれば、何だかんだと結構な金額を使っているはず。
しかも、自分の考え方の癖として「スタバも我慢してるんだから、これくらい良いよね」となりがちということはわかっています。「スタバに行かずに節約した分で、株を買おう!」となれば、つまらないモノを買わなくてすみそうです。
節約だけだと手元に残るだけですが、株を買えば節約した金額よりも増える可能性があるのです!
実際のスタバ株は楽天証券では取引できないので購入しませんが、「我慢した分値上がりが期待できる株を買おう」と思ったら節約も楽しくなりそうです。