お金の不安がなく、毎日ブログを書いて本を読んで気が向いたら図書館や美術館に行って好きなだけ寝る。
それが私の理想の生活。ただのんびり過ごしたいだけなのに、なぜか毎日お金について勉強している今日このごろ。
私の人生で最もアホみたいにお金を使ったのは、SnowManがデビューしてからの2年間でしょう。
旧ジャニーズのファンがCDを大量に購入するのは伝統のようなものでした。CDが売れればテレビに出演する機会も増えるし、雑誌に掲載される機会も増える。ファンはそう信じていたのです。
絶対にデビューなんてできるわけがないと思われていたSnowManがデビューしたのです。ここで買わずにいつ買うのか!
CDはシングルであれば103枚予約しました。3枚が実際に購入したい分で、100枚は売上に貢献するためです。もう少しでミリオンが達成できるとなれば、さらに追加で購入しました。
アルバムはさすがに100枚とはいかず、30枚程度だったでしょうか。映像作品はDVDとBlu-rayの両方です。
そのうち、私がCDを100枚買わなくてもミリオンセールスを達成するようになりました。
雑誌の表紙に起用されれば10冊予約しました。すぐに売り切れるようになってからは、なるべく多くの人の手に渡るよう1冊にしました。そのうち一瞬で完売するようなことも増え、買えないことすらありました。
今ではすっかりメジャーになって、旧ジャニーズ事務所を代表するトップアイドルグループです。
めでたし、めでたし。
今でもSnowManががんばっている姿を見るのは嬉しいし、疲れたときに見ると元気が出ます。でも、もうCD100枚は買いませんし、雑誌も基本的には買いません。もうオタクを名乗るほどの何もしていません。ただ、静かに見守っているだけです。
もういいかなと思えたのは、引越しがきっかけでした。未開封の大量のCDと、ぎっくり腰になるかと思うほど大量の雑誌。これを、わざわざお金をかけて運送するのか。答えは当然「NO」です。
大量のCDと雑誌をゴミに出した時は、「作った人がこの光景を見ることがありませんように」と祈りました。
もう二度と大量買いはしませんと誓いました。
そして私はジャニオタを卒業しました。
SnowManが悪いわけでは全くありません。洗脳されていたわけでもありません。CDを買ったのも、雑誌を買ったのも全て自分の判断です。ただ売れてほしかった。彼らの努力が報われてほしかった。
たぶん、ここまでくれば各自の得意分野を活かしながら長く活躍していけることでしょう。だから、私のやったことは無駄じゃなかったと思いたいです。