アクリルたわしで生活が激変

毎日ブログを書いて、本を読んで、気が向いたときに図書館や美術館に行って、好きなだけ寝る。そんな生活がしたいと思い始めて早一週間。

 

特に何かが変わったわけではありませんが、確実に自分の生活に良い変化をもたらしたものがあります。それは、アクリルたわし。

 

その名のとおり、アクリル毛糸を編んで作ったたわしです。私は一週間前にメルカリで初めてその存在を知りました。価格もかなりお手頃なので、ものは試しと購入してみたところ、「アクリル毛糸がほこりを吸着する」という機能が大活躍。

 

これまでは掃除というものを全くしていなかったのですが、アクリルたわしの導入により、毎日手の届く限り部屋中のホコリを取りまくりです。部屋の隅にたまるほこりも逃さず。電化製品や延長コードに静かに降り積もるほこりも見逃しません。

 

今では「よくこんなほこりだらけの部屋で生活していたな」と思うくらいです。

 

毎日クイックルするとか、トイレのついでにささっと拭くとか、食器を洗い終わったらシンクを磨くとか。そんな簡単なことすらできなかったのです。私には掃除の才能がないのだと思っていました。

 

少しぐらいホコリが積もっても死なないでしょう。2年おきに転勤なので、住居に愛着がわくはずもなく。そもそも掃除が苦手なのに、どうせ引っ越すとわかっている部屋を掃除する意味が全くわかりません。

 

ところが、アクリルたわし20個をいたるところに置いたら、少なくとも毎日こまめにホコリを取ることができるようになったのです。

 

玄関を出る前についでにふく、トイレに行ったらついでにふく、鏡を見たらついでにふく、何かの電源を入れたらついでに電源周りもふく。立ったらふく、座ったらふく。

 

だいたい「何かをするときに手をのばせばアクリルたわし」という状態になっています。何かをすると必ず目につくので、「ついでにふく」ことができるようになりました。

 

そうか、私は掃除するのが苦手なのではなく、「クイックルすら出すのが面倒くさいほど面倒くさがり」な人なのだということに50歳にしてやっと気がついたのです。

 

もしかすると、自分にはできないと思っていたことや、自分には向いていないと思うようなことだって、よくよく原因を分析してみたら実はできるということが他にもあるのかもしれません。

 

できないままで良いこともたくさんあるだろうけれど、本当はできたらいいなと思っていることに挑戦してみるのもありかもしれません。